社員インタビュー プロデューサー 横山治己

みなさん、こんにちは。ご閲覧いただきありがとうございます。

ROBOTの新卒採用担当です。

ROBOTの2017年度新卒採用Webページで掲載していました、社員インタビューを紹介したいと思います。尚、2017年3月当時の内容となっておりますので、部署名等が現在と違う場合があります。ご了承ください。

今回紹介するのは、2004年度にROBOTへ新卒で入社し、現在プロデューサーとして活躍している横山治己です。

2016年にROBOTが制作した短編映画「そうして私たちはプールに金魚を、」でもプロデューサーを務め、第33回サンダンス映画祭短編部門にてグランプリを受賞しています。

 

 

yokoyama

□ 進路は決めずに、予備校にいく!

子供の頃の話を聞かせてください。

学生の頃は、「仕事をして稼ぐ」というイメージを全く持っていませんでした。父が医者でしたので、高校2年生ぐらいまでは何となく「医学部を受験したほうがいいのかな」と思っていました。しかし、父からは「同じ道でなくても良い」と言われたので、「進路は決めずに俺は浪人して予備校に行く!」と決めて予備校へ行きました。予備校では大学生みたいなことを1年間やって、ある程度満足して、ど田舎の大学に行くことになりました。
その大学でも、就職に興味の無い人が多い、変な学部だったので、みんなで何かを作ったり、イベントの企画などを漠然とやっていただけの大学生活でした。
授業では広告表現や、テレビ番組プロデューサーの方の講義などを受講し、ドキュメンタリー映像の制作や、学祭を盛り上げるための映像を作りました。
今、振り返ってみるとそうしたことが生かされるような仕事だったりするので、無駄ではなかったのかなとは思いますが、プロデューサーの仕事のための準備をしていたという実感は全くありません。

□ 気がついたら募集が終わっていた

どういった就活をしましたか?

就職のタイミングでは、広告代理店やテレビ局に勤める先輩の話を聞きマスコミ関係の業界を希望していましたが、卒業する先輩たちの「追いコン」に忙しく、気がついたときには4月を迎え、希望の業界はほとんど募集を終えていました。
そこからIT関連企業なども受けましたが、友人から「ROBOT」の話を聞き、興味を持ちエントリーしたのがきっかけです。
内定は、携帯ゲーム会社、人材派遣の会社などありましたが、TVCMや映画を作るのは面白そうだと思いました。そして、自分の祖父母に自分の仕事を紹介するときに「俺はこれを作ってる」と映像を見せられるのは、何だかいいなと思い、最終的にROBOTへの入社を決めました。

□ カタチにしていくというプロセスが好き

入社してどんなものを作りたいと思っていましたか?

実はなかったんです…何でもいいんです、今でも。別に映像じゃなくてもいいし。なにか「やるべきこと」や「やりたいことがある人」とそれをカタチにしていくという、プロセスが好きなので。
例えば映像ではなく「車を造れ」と言われても、喜んでやると思うし、「パソコン作れ」と言われても「やります」と答えると思います。自分のアウトプットが「映像でなくてはダメだ」というこだわりはありません。

そうしてキャリアをスタートした新人の頃はどんなでしたか?

ひどい新人だったと思います。そもそも映像自体に対する興味が薄く、知識もない状態で、仕事はうまく回したい思うけれども、当然それができなくて、めちゃくちゃ怒られながら過ごしていました。

□ 「仕事を回す」は当たり前

怒られなくなってきたのはどのくらいからですか?

入社してからは、長い間怒られていました。怒られなくなってきたのは、6、7年目ぐらいからじゃないかな。
「仕事を回す」というやり方は現場の人たちからは、あんまり好かれません。シリーズで担当していた飲料のTVCMのチームでは、「仕事を回せる」というのは当たり前で評価はされません。その中でプロダクションマネージャーとして「お前は、どうやって画に貢献するんだ」というところを求められていました。ですので、仕事を回すだけではダメで、よく怒られていました。そうした環境で「先回りすること」を意識して仕事をしていくと、ほかの現場では怒られることが減っていきました。

□ 画に貢献しろ

プロダクションマネージャーの仕事は、企画から納品まで関わります。撮影部、照明部、美術部など様々なプロフェッショナルが居るなかで、プロダクションマネージャーは若いけれども、1つのポジションを任されています。長く担当していた飲料CMのディレクターからは、そうしたプロダクションマネージャーが、映像の中身にコミットするように、そして若くても1つのポジションとして各部と対等に話せるようになれと言われていました。
予算やスタッフのスケジュール管理をする際に漫然と段取りをするのではなく、画を良くするために、ロケ地の候補を探して選ぶ必要があれば、スタッフのスケジュールを抑えたり、ロケハンに費用が掛かるのであれば撮影現場では節約したり、効率的な香盤を組む、仕上げの工程を1つ減らすなど、工夫できるところはあって、そうした制作フローを全体の組み立てからでも、画に貢献できることはあると意識して取り組むことができます。

□ 3年で惜しまれつつ辞めようと思っていた

入社してすぐの頃は、「なんでお茶買いに行かなきゃいけないんだ」「なんで地図作ってファックス20人に送ったりするの俺がやんなきゃいけないんだ」と思っていました。そうした態度が怒られた原因の一つではあると思うんですけど。
そして「飲料CMのチーフ制作になって、3年目で惜しまれつつ辞めて、第2新卒で別の仕事しよう」と心に決めました。
入社3年目の終わりにその飲料CMに関わることになりましたが「これは惜しまれつつ辞めるという状況にはならない」と(笑)
「今辞めたら、仕事についてこられなくて辞めたやつ」と言われると思い、その計画を5年に延長しました。
5年目にチーフ制作としてその飲料CMを担当していましたが、やっぱり怒られたし、撮影現場が止まってしまうような進行になるなど、「もうちょっとできるようにならなければ」思っているうちに月日は流れ、「惜しまれつつ辞める」という計画は具体化することなく今に至っています。

今はプロデューサーとして、発泡酒CM、炭酸水、ボディーシャンプーのTVCMの他に8Kコンテンツのプロデュースもしています。
8Kのような新しい技術を使った映像を作るとなると、自分でも触れたことのないものが多々あります。情報のキャッチアップのための特別な勉強はしていませんが、必要に応じて、それぞれの専門家のところへいって「こういうことやりたいと思ってるんですけど、話聞けますか」と相談しています。「知らない」ということを恐れず、行動するようにしています。

□ プロデューサーを目指す人へ

この仕事は、ほとんどが社外の人と関わります。その人たちと毎回違うものを作るというところが楽しさです。
その一人ひとりに自分が合うだろうか、認めてもらえるだろうか、受け入れてもらえるだろうかと心配することはありません。
それよりは、相手と合わなくともその中で共感できるポイントを探したり、気持ちの切り替え方を身に付けるなどして続けていくことができれば、誰もがやることのできる仕事だと思います。

 

スクリーンショット 2017-12-12 19.36.49